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zoom RSS 瀬戸田(生口島)〜尾道〜向島

<<   作成日時 : 2012/05/27 06:27   >>

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しまなみ海道こと西瀬戸自動車道は四国の今治まで6つの島通過しながら四国の今治まで走る高速道路で、島を渡るのは技術の粋を凝らした橋ではあるが、この橋は自転車でも渡ることができる。なので尾道から今治まで海を渡るサイクリングロードが70qにわたって続いている。
今回はこのしまなみ海道を自転車で走りに来たのである。高速道路と並行して走るのは橋の部分だけで、各島内にはお勧めのサイクリングロード(専用ではない)がある。もちろんサイクリングコースから脱線することも可能である。

昨日(平成24年4月16日)の夕方静岡を出発して、一晩かけて広島県尾道市までやってきた。ここがしまなみ海道のスタート地点なのであるが、ひとまず自動車で3つ先の島、生口島まで行ってしまう。
瀬戸田港平成24年4月17日9時着、近くの駐車場に車を止めて、急いで自転車を組み立てる。なぜ急いでいるのかというと、時間が無いからだ。なぜ急いでいるのかというと船の出航時間が9時27分と迫っているから。

毎回出かけるときは第一に目的地までのルートを決め、その途中の主な町までの距離を調べる。今回のルートなら、自宅から国道1号線合流の興津中町交差点まで21q、興津から浜松北島交差点まで93kmといった具合に。その調べた距離をあらかじめ作成してあるエクセルに入力して、その区間の想定スピードを決めて入力する。昼間の国道なら時速45q/h 深夜のバイパスなら55q/h 高速道路なら80q/hといった具合に、そして最後に出発時間を入力すると各ポイントの所要時間と到着時間が計算される。ちなみに今回の最初の計画は、自宅を14時半に出発をして、国道1号→23号→1号と下道を走り滋賀県の栗東インターから高速に乗り、翌日・尾道手前の福山西インター7時31分着。途中で休憩、渋滞などを入れてあるので、総移動時間は17時間1分、そのうちハンドルを握っているのが11時間41分、走行距離654.6q 平均速度が60q/h。
もとより計画通りには進まないのがお約束なのだが、行きと帰りの行程はこのようにして作らないと頭の中でイメージがつかめない。

2番目に行うのが現地の観光情報の収集なのだが、今回の旅行で時間を割いたのが、各島をめぐるフェリーや高速船の航路や時刻表と料金であった。瀬戸内は島々を巡る海上交通が発達している。そしてそのほとんどが地元の人を対象としていて、ローカルな港が無数にあり、港の名前・島の名前・航路名・時刻表と無数と思えるほどの組み合わせがあり、頭に入れるのに難儀した。

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RICOH Caplio GX100 

尾道行きの船は9時27分瀬戸田港を定時に出航した。フェリーではないが船員は普通に自転車を受け取ると船尾に固定した。手慣れた感じで。

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RICOH Caplio GX100 尾道行き、反対側には三原行きの船も着岸していた。

フェリーではないので直接海を見ることができず、窓越しになるのが残念。すりガラスのような見通しのあまりよくない窓から外を見る。80人ほど座れる船内に乗客は私を含めて5人。しばらくして船員が集金に回ってきた。尾道まで自転車運賃を含めて950円、乗船時間約40分それほど高いとは思わないが、この乗車率を見ると「大丈夫かな?」と思ってしまう。

瀬戸田港を出港した船は生口島を右手に見ながら北側を西にゆき、因島の西側にある佐木島の須の上港に入港した。港といっても小さな桟橋があるだけの、さみしい港である。ここから5人ほど乗り込んできた。

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RICOH Caplio GX100 佐木島、時間があればこんな小さな島をゆっくりと回りたい。

佐木島はほかの島と橋で結ばれていないので、船だけが島から出る唯一の交通手段である。
しまなみ海道の開通で高速道路が走る島々を結ぶ定期船は衰退し、なかには廃止されたものもある、この航路も1日9便、田舎のローカルバス並みの本数で、乗っている人の年齢層もやや高めでこれも同じである。陸地ならば、路線バスを廃止しても誰かの車に乗せてもらったり出来るが、周りが海だと簡単には船を廃止できないであろう。(もちろんバスが簡単に廃止できるという意味ではない)

因島重井東港着。ここからも5人ほど乗船して船内が少しにぎやかになった。

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RICOH Caplio GX100 尾道行きを待つ因島の人達。

前述したとおりしまなみサイクリングロードは尾道から今治まで、約70qの海を渡るサイクリングロードである。尾道、今治両方にJRの駅があり列車でのアクセスも良好、車の場合も駐車場があるのでこれまた便利である。70q程度なら1日で走り切れる距離ではあるが、今回のように車によるアプローチの場合、橋を渡ったら出発地点の車まで戻って来なければならない。しかも今治から尾道まで乗り換えなしで運行する高速バスは無く、本数も限られている。終バスを気にしながら走るのはあまり楽しくないし、見れる場所は限られてくる。なので、どこかの島で一泊して二日かけてしまなみ海道を走ろうと考えた。車を停めるには道の駅が何かと都合が良いが、あいにく広島県側には道の駅が無く、愛媛県側の大三島に2つ、伯方島に1つあった。

大三島から尾道へ行くフェリーの運航は無く、尾道から西約30q離れた忠海(ただのうみ)という港までフェリーが通っているだけである、大三島に車を停めて30q余分に走るか、一つ手前の生口島に車を停めて船と、自転車で車まで帰り、車で大三島に渡るか・・・・もちろん楽な後者にした。

因島の次は向島ではあるが、尾道と向島は尾道水道を挟んで相対していて、尾道水道を渡る渡船が頻繁に通っている。生口島からの船は向島に立ち寄ることなく、10時6分尾道港に入港した。

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RICOH Caplio GX100 船窓から因島大橋を望む。

桟橋に出てスピードメーターを調整していたら、船員が「何をやっている」と尋ねてきた。この船員、船に自転車を乗せるときも、この自転車はいくらするのかとか、船内で運賃を払うときも、自転車の搬送料はいくらだと思う?といろいろ話しかけてきた。自転車の前輪を回しながら、スピードメーターを調整をしているのだと答えると、納得したのか、あまり興味が無いのか、「そうか」と答えると、折り返し出航準備の整った瀬戸行きに乗り込み、去って行った。

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RICOH Caplio GX100 

まずやらなければならないのは、しまなみ海道を渡る橋のチケットを買うこと、高速道路と並行する自転車道は無料ではない。といってもそのほとんどが50円、高いところでも200円という安さ、すべての橋を渡るとその合計料金と500円になる。その都度現金でも払えるが、あらかじめ50円券10枚綴りのチケットを購入すると、小銭を出す手間が省けて、そのチケットの価格は50%offの250円とお買得になっている。
港に隣接する駐車場でチケットを購入し、尾道の町を少し見て向島へ。

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FE2+Voigtlander ULTORON40mmF2 Fuji SUPERIA X-TRA400 島に渡る前にすこし尾道の街並みをと思ったが調べていなかったのですぐやめてしまった。(笑)

商店街を抜けて渡し船乗り場へ。この区間だけは橋よりも渡し船を使ったほうが良いとされている。新尾道大橋には自転車道は無く、尾道大橋も歩道の幅が狭く危険だらである。
渡し船の航路は複数あり、いずれも時刻表は無くお客があれば随時運行するスタイル。

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RICOH Caplio GX100

港にはおじさんが一人いて、とにかく船に乗れという。私一人が船に乗せてすぐに走り始めると、さきほどのおじさんが集金に来た。自転車運搬代含めて110円。写真を撮ったり、前方を眺めているとすぐに向島に到着した。乗船時間2〜3分といったところ。

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RICOH Caplio GX100 自転車はお好きなところに止めてください。

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RICOH Caplio GX100 尾道が遠さかる。

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RICOH Caplio GX100 向島に到着。

この渡し船、尾道と向島を行ったり来ているだけの小さな船で、船首も船尾も同じ形をしているので、出航の時Uターンする必要が無いし、船尾から船に乗り込んだ乗客も、そのまま船首から出て場良いので、動きが非常にスムーズである。
向島にはすでに自転車1台、車2台が待っていて私が下船すると、そのまま乗り込み尾道に向けて出航していった。乗船時間が短いので自動車の客は車から降りず、車の窓越に運賃を払っている。

一体車の運賃はいくらなのだろうと思っていたら、港の脇に小さな建物があり運賃表が掲げてあった。運行時間が平日なら5時40分から22時30分。運賃は大人100円子供50円、自転車は10円割り増し、原付も同じく10円増しの110円。車は全長3〜4mの大きさで120円 5mまで1m増えるたびに10円増し。7m以上で380円 。3〜4mの車と言ったら軽自動車くらいの大きさ、自転車と軽自動車が10円しか違わないし、5m未満のミニバンでも130円と安く日常の足になっているのがわかる。

運賃表を見ていると、原付が2台走ってきて尾道行きの船を待つ。おじさん2人は知り合いらしく世間話を始めた。のどかな光景、そのうち一人が私のほうにやってきて、建物の壁に置いてあった向島のパンフレット手に取って私に向かって「(自転車で)走りに来たのか、いいとこだよ向島は!」と言いながら私に手渡すと、港に帰ってきた尾道行きの船に乗り込み、すぐに船は尾道に向かって出航していった。
船を見送っていると、おばあさんが歩いてきて、小さくつぶやいた。「あら〜(船が)行ってしまった」でも落胆数る必要はない、5分も待てばまた船は帰ってくるのだから。
ここ瀬戸内は船が生活に密着している。軽く文化の違いを肌で感じた瞬間である。

トイレがあったので用を足していると、別のおじさんが声をかけてきた、平日うろうろしている私が不審なのか、心配なのか、それとも旅行者に声をかけるお国柄なのか、声をかけてくる人たちはみな明るい。
  「どこまで行くのか?」
  「瀬戸田まで」
  「それなら、(距離が近くて)楽だ」
おじさんが心配してくれる通り時刻はもうすぐ11時、急ぐ必要はないがあまりのんびりもしていられない。
今治に向けてゆっくりペダルをこぎだした。

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17日のルートと概略図。(手書きですのであまりきれいではありません。)

   ■■■■ ニコン FE2 ■■■■
今回使用したカメラ(3)

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FE2の後ろ姿。(D7000+Ai50f1.8sで撮影)

自転車で、一人で、のんびりと。こんな場面で登場するのがこのFE2・.私には定番。今回は36枚撮りのフイルムを3本使用した。帰ってきて写真をチェックするともう少し枚数を撮れば良いのと思うが、撮影当日はカメラをバックから出す、レンズを選択する、露出を決める、ピントを合わせる、撮影する、撮影データーをメモに取る。バックにしまう。この繰り返しで手一杯。デジカメみたいな手軽さはないが、それでもここ一番では外せない。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
住んでいる土地を「いいとこだよ」と素で言える暮らしは素敵な事だと思いました
自転車、渡し船(フェリー)、マニュアルのフィルムカメラ・・・「大人の休日」なムード満点の旅ですね
とても魅力的です
NAO310
2012/05/28 00:26
naoさんありがとうございます。向島であった人たちはみんな明るくて、優しい人たちでした。瀬戸内の温暖な気候がそおさせるのでしょうか。
大人の休日よいうよりは、行き先の決まらないドタバタ珍道中ですが、とても充実した旅でした、今、文章にしてそれを実感しています(苦笑)しばらく続くのでお付き合いください。
kuma
2012/05/28 07:03
いいですね〜しまなみ街道
しかも自転車とフェリーで渡るなんて・・・
何だか時間が止まった感じがしました。

さとう
2012/06/01 15:24
さとうさんありがとうございます。瀬戸内は船の国です。目からうろこですぜ(笑)
kuma
2012/06/02 05:32

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